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「糸」


薄れてる記憶の糸 不器用な手に絡めてたぐり寄せてみる
糸が絡まってゆく手が 次第に重くなっていくのは
私が生きてきた事の証


千切れそうなほど 細い糸
確かで でも不確かで
淡く光る 儚い記憶の糸


今まで私がこの眼でみてきたもの
胸を痛めたことも 踊らせたことも
全てを一つの糸に紡いできたから 今それをたぐり寄せて
何がみたい訳ぢゃない
けれど それだけが確かな私の証
今私がみてる夜空を 貴方も今眺めているかな
不確かな妄想は ただ白い息に乗っただけで空へと消えて逝くけど


何処までも羽ばたいてゆけた 幼かった頃の私
あの頃の翼はもう 錆び付いて動きも鈍くなってる
でもまだ飛べそうな気がした 風の冷たい紺色の夜空
遠くで誰かが手招きしてる 其処までは


私が紡いだ糸と結ばれた 誰かの糸
私がたぐり寄せて居たのと同じ頃 貴方もその手に絡めて居たのかな
糸をたぐり寄せ 辿り着いた先の貴方と出逢えたなら
今度は二人で 一緒に糸を紡いでゆけるよね
千切れそうな細い糸も 貴方と私 二人なら


まだ遙か遠い 貴方の居るその場所まで
今はまだ独りで糸を紡ぎ そしてたぐり寄せながら
不確かな妄想は ただ白い息に乗っただけで空へと消えて逝くけど
ずっと待ってる 遠い貴方を
錆び付いた翼でも 必死に辿り着いた先で貴方と出逢えたなら
今度は二人で 共に糸を紡いで逝けるなら
千切れそうな細い糸も 貴方と私 二人でなら